
暑さの中、練習中は大丈夫だったけど、帰ってからぐったり…
何かケアをした方がいいのかな?
暑さの中でがんばって練習したあと、
家に帰ってから、一気に疲れが出ることも…そんなこともあると思います。
実は、長男が小学一年生で少年野球に入団した、初めての夏。
私には、大きな失敗がありました。
練習中は元気に過ごして、家に帰り、お風呂に入り、夕食を食べて…。
そのあとに突然起こったのが、嘔吐と鼻血でした。
翌日には元気に登校できたものの、私はとても反省しました。
子どもの体に負担がどれだけかかっていたのか、
どんなふうにケアすべきだったのかを全く分かっていなかったことを痛感させられました。
その後、コーチと話をして、しばらくは長時間の練習は無理せずに行うことと、暑い夏の帰宅後のケアの仕方などを教えてもらいました。
子どもは、「無理して我慢しないように」と伝えても、やはり、ちょっと無理してがんばってしまったりすることもあります。
無事に練習を終えても、帰宅後に体調不良が起きたりすることもあるかもしれません。
そんなことをなるべく防いだり、正しいケアをすることで、安心して、夏の野球を乗り切れたらと思っています。
「帰宅後にぐったり疲れている我が子を見ると心配になる…」というママも多いと思います。
この記事では、そんなママたちが子どものためにケアできることを分かりやすくお伝えします。
「子どもたちの元気な明日」につながる記事になれたら嬉しいです。
こんな風に思っているママへ↓
・特別なことじゃなくて、家でできるケアを知りたい。
・これっていいの?と軽く不安を抱えている。
・先輩ママに聞きたいけど、ちょっと聞きづらい…
・自分のケアもだけど、まず子どもの体調が心配。
この記事で分かること↓
・出発前のケア(体調チェック、日焼け止めなど…)
・帰宅後のケア(シャワーやお風呂の工夫、食事など…)
・睡眠と食事の大切さ/気をつけたいこと

無理なく、でも続けられる方法で、ママ自身もラクにケアできるアイテムもご紹介していきます。

【第1章】出発前にやるべき“夏の必須ルーティン”とは?
“今日は行かせても大丈夫?”を見抜く2つのポイント

熱中症予防で、まず確認したい大事なことは2つ!
- 睡眠がよくとれていること
- しっかり朝ごはんが食べれていること
1.睡眠
睡眠がしっかりとれていると、体温調節機能が正常に働いてくれます。
2.朝ごはん
起きた後の水分不足な体に、しっかり水分とミネラル(塩分)を摂りましょう!
おすすめは、
ごはん+味噌汁+タンパク質!
ごはんは、たっぷりの水で炊くので水分をしっかりとれます。
味噌汁は、塩分もあるし、みそは発酵食品なので腸内環境にも良いです。
卵や納豆、豆腐、肉、魚類であるタンパク質は血液量を増やして、体温を下げやすくする効果があるので、一日を通して熱中症予防に最適です。

パンを食べるときは、ピザトーストやたまごパンにしたり、スープ(水分&塩分が摂れるもの)をつけるなど、パンだけ一枚にならないようにしましょう。
寝不足だったり、食欲がないときは、暑さに体がついていけないリスクが高いです。
無理をせずに、暑い中練習に参加するのは控えましょう。
見逃し注意!“行っていい体調”と“休ませるべきサイン”とは

夏の練習前に、体調の変化がないかチェックしておきましょう。
- 体温に変化がないか検温する
- 下痢症状はないかチェック
- 検温
起床後の体温が下がりやすいときに検温することで、体調の変化に早く気づくことができます。
元気だとしても、意識がないだけかもしれません。
念のため、検温した方が安心です。 - 下痢
下痢は、水分が出ていってしまうため、熱中症リスクを高めてしまいます。
ちょっといつもより微熱…
お腹の調子が良くない…
というときは、無理をせずに暑さの中、練習するのは控えた方が良いです。
日焼け止めで、調子が変わる?
日焼け止めが直接、熱中症に効果があるわけではありません。
でも、日焼け止めを塗って、皮膚が日焼けして体温が上昇するのを防ぐことにつながります。
練習後は、日差しで、顔や首、腕が日焼けによって赤く腫れて痛くなることもあります。
肌が弱い子は特に日焼け止めを塗ると安心です。

我が家では、こちらを使っています。↓

「エスタのUVシールド マインドジェル」税込657円
クリエイトで購入しました。
スポーツをすると汗をかくので、べとついたり白く浮かない肌になじむタイプの日焼け止めがおすすめです。
顔・からだ兼用で、よくのびるし、サラッと浸透していくので、使い心地はとても良いです。
無香料・無着色・弱酸性・ノンアルコールなので、敏感肌の兄弟でも安心して使っています。
次男は、赤ちゃんの頃から野球の応援に連れていくことが多かったので、以前は兄弟でこちらを使ってました。↓
小さなお子様がいるご家庭におすすめ


どちらもスーッとのびて使い心地はとても良いです。
“着替え”って必要?
汗で濡れた服を着ていると、通気性が悪くなり、熱がにげにくくなります。
つまり、体温が上がりやすくなってしまいます。
お昼休憩のときなど、汗をかいたら着替えられるといいですね。
濡れた服は、通気性が悪くなるので、着替えを用意しておくと安心です。
ひとことで安心!“LINE連絡”がチームワークを強くする理由
少しでも気になることがあれば、お当番のお母さんに一言連絡を入れておきましょう。
いつもより気にかけてくれますし、子どもにも声をかけてくれます。
もしも体調に変化があったときにスムーズに対処できることにつながります。
チーム内での、報連相(報告・連絡・相談)はとっても大切です!
母たちの連携が、子どもの安全につながります。

お母さん自身も、なるべく早めに駆け付けられるようにしておきましょう。
子どもにも「変だなと思ったら、すぐ周りに伝えてね。」と、改めて伝えておきましょう。
【第2章】帰宅後のクールダウン!夏の疲労を翌日に残さないケア法
飲みすぎNG!?“夏の水分補給”で失敗しないポイント

帰宅後に、冷たいスポーツドリンクをがぶ飲みして、結局ごはんをあんまり食べれなくなってしまう…
実は、うちは、このパターンが多くて…
帰宅
↓
スポーツドリンクをガブガブ飲む
↓
シャワー&お風呂に入る
↓
夕ご飯のとき、食欲がなくなっている。
スポーツドリンクは、飲みすぎに注意!!
どうしても飲みたいときは、薄めて冷えすぎてないものがいいです。
スポーツドリンクなど、糖分を多く含む清涼飲料水(ジュース、スポーツドリンク、炭酸飲料など)を大量に飲むことで、血糖値が急激に上昇します。
そうすると、喉の渇き、多尿、倦怠感、腹痛、吐き気などが現れます。
そして、冷たい飲み物を大量にとると、胃腸に負担がかかってしまうので、冷えすぎてないものにしましょう。
帰宅後は、麦茶や無糖のお茶を飲むことが好ましいです。
食欲はある?どんなものを食べたらいい?
暑さで体力を消耗したあとは、どうしても「食欲がない…」ということもありますよね。
でも、練習後の食事は体の回復にとても大切です!
まずは、食べやすいものを選んで用意しましょう。
食欲がないときは、無理にたくさん食べずに、消化がよく、さっぱりしたものを。
回復に欠かせないのが、やっぱりタンパク質。
卵、納豆、豆腐、鶏肉、魚などを少しでもいいので取り入れましょう。
水分と一緒にミネラルも 麦茶やスポーツドリンク(薄めたもの)で水分補給しつつ、味噌汁やスープも一緒に取れると、ミネラルも補給できて一石二鳥です。
「少しでも食べられたらOK!」の気持ちで、がんばって食べなきゃ…とプレッシャーをかけすぎず、「食べやすいものを、少しずつ」でも大丈夫です。

食べることで回復が早くなるので、できる範囲でサポートしてあげましょう。
<我が家の夏のさっぱり定番メニュー>
・豚肉の冷しゃぶ&茹でたキャベツ(ポン酢orごまドレッシング)
・そうめん(薄焼き卵、ハム、かにかま、ネギなど)
・冷ややっこ(豆腐、かつお節たっぷり)
“正しいシャワーの順番”とは

スポ少を始めたばかりの夏、練習から帰宅した息子は、お湯のシャワーを浴びて、湯舟につかってから体調が悪くなりました。
夏の野球後は、汗まじりの真っ茶色な姿で帰ってきます。
帰ったらまず、シャワーで、しっかり汗と汚れを落とした方がいいですよね。
そこで、熱いシャワーを浴びるのではなく、
大事なのは、最初に冷たいシャワーを浴びること!
(短時間、1~2分くらい)
手足から水のシャワーを浴びて、体に慣らしながら中心部へ浴びるといいです。
サッと水シャワーを浴びたら、お湯のシャワーで洗っていきます。
また、湯舟につかることで、疲労回復の効果があります。

「最後に湯舟から出た時に、さっと冷たいシャワーをかけるのもいいよ」と、コーチに言われました。
息子も、夏場の練習後は、この流れで落ち着いています。
入浴後は、しっかり水分補給することも忘れずに。
帰宅後にやっておくと安心な肌ケア術
夏の暑さで汗をかいた後は、肌荒れしやすい子もいます。
夏場も、保湿は大切です。
お風呂やシャワー後、しっかり拭いて保湿クリームを塗るのが効果的です。
しかし…

小学生の高学年になると、いろいろ自分でできますが…
我が家の男子は、体をしっかり拭けていないまま肌着を着てしまいます。
そこで、我が家では、いろいろ試した結果、保湿成分配合のボディソープに出会って、落ち着きました。↓
オリーブ&アルガンボディーソープ 保湿成分入り




1つ800mlで容量が多く、家族4人で3ヵ月くらいもちます。お風呂あがり、肌がしっとりしています。
または、お風呂場で、ぬれたまま使用できる保湿ミルクもおすすめです。↓



お風呂場に置いといて、出る前にスーッと体にぬると、
そのまま浸透していきます。
小学生の子どもでも自分で塗りやすくて、これなら安心です。
鼻血が出やすい子は要注意!“夏特有の原因”と対策とは?

長男は、夏の練習後、お風呂上がりや就寝時に鼻血が出やすいです。
体温が上昇すると、鼻の粘膜が広がって、鼻血が出やすくなります。
疲れをとるために、湯舟につかることは大切ですが、長風呂にならないように気をつけましょう。
以前、耳鼻科の先生に、「アレルギー性鼻炎の子は、鼻の粘膜が薄いので鼻血が出やすい」と言われたことがあります。
長男も、アレルギー性鼻炎ですが、舌下免疫療法を始めてからは、鼻血が出ても止まりやすくなってます。
それでも、夏の練習後は鼻血が出ることがあります。

子ども自身にも、適切な対処法を教えています。
鼻血が出やすい子は、
お風呂上りに、首を冷やしたりすると体温の上昇を防げます。
寝る前には、就寝時の鼻血に備えて、枕元にティッシュを用意しておくと安心です。
→鼻血が出た時の正しい対処法
夏を乗り切るために――親として“今、できること”
暑さの中、一生懸命に練習に取り組む子どもたち。
一日を無事に乗り切ってくれると、ほっとしますよね。
でも、その裏には、目に見えない疲れや体への負担が隠れていることもあります。
帰宅後や翌日に、体調の変化が現れることも少なくありません。
大切にしたいのは、2つのこと。
「無理をさせないこと」
「小さな変化に気づいてあげること」
暑さの中でスポーツをするというのは、それだけで体に大きな負担がかかります。
だからこそ、家でできるちょっとしたケアが、子どもの安心と回復につながります。
子どもたちの「今日もがんばった!」を気持ちよく終わらせてくれるケア。
そして、そばで見守るママの優しさと気づかいは、何よりの力になります。
この記事が、子どもを心配するママにとって、夏のスポ少を乗り切るヒントになれば嬉しいです。
☆最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆