2025年、最優秀審判員賞を受賞した白井一行球審。
白井球審の名前を聞くと、
「あの人、よく話題になるよね」
というイメージを持つ方も多いようです。
でも実際には、プロ野球界の中で“仕事ができる審判”としてしっかり評価されている一面もあります。
白井球審に関して、ネットでは過去のトラブルが取り上げられがちです。
しかし、白井球審が長年現場を任され続けているということは、それだけ信頼されている証拠でもあります。
今回は、白井球審がクビにならない理由7選を紹介していきます。
誤審多いと思われている白井球審…実際はどうなのでしょうか?
白井球審がクビにならない理由7選!

<NPB審判員になるまでの流れ>
- NPBアンパイア・スクールを受講
- 修了者で適正のある候補者を選出
- プロ野球キャンプの適性検査
- 育成・研修審判員としてNPBと契約
- 下積み期間
- 一軍審判員へ

やっぱり一軍審判員は簡単になれるわけではないんだね。
①簡単にクビにならない職業
白井球審がクビにならない理由1つ目は、審判は簡単にクビにならない職業だからです。
NPB審判員は、
準公務員的な安定した職業です。
→短期的な成績やミスで解雇になりません。
審判は、長年の研修と経験が必要な専門職です。
NPB内部の評価基準に基づいて契約が更新されていきます。
白井球審は、2025年現在29年目のベテランです。
1997年
→パシフィック・リーグ審判部入局
2002年
→一軍デビュー
一軍審判として23年も活躍しており、この長いキャリア自体が大きな信頼の証と言えます。

クビになりにくい職業だからだけでなく、長く続けてきた実績と信頼があるんだね。
②処分は基本的に非公開

白井球審がクビにならない理由2つ目は、処分は基本的に非公開だからです。
NPBでは、誤審やトラブルがあった場合でも、
「処分されたのかどうか」はファンには分かりません。
そのため、外から見ていると、
- 何も対処されていないように見える
- だから“クビにならない”と思われやすい
という構造があるのです。
佐々木朗希へ詰め寄った?

2022年、白井球審が当時ロッテの佐々木朗希投手へ詰め寄る場面が大きな話題になりました。
佐々木朗希投手が白井球審のボール判定に不服そうな表情を示したと思われ、
白井球審が詰め寄っていく場面
ファンからは、
「誤審だったのでは?」
「こわかった」
「冷静さが足りないのでは?」
という声も多かったです。
しかし、NPBから公式に「白井球審を処分した」という発表は出ていません。
ただし、NPB内部から注意や判定に関する指導が行われた可能性はあります。

審判は、非常に難しい立場にあるよね。
ダルビッシュは審判援護?
メジャーリーガー・ダルビッシュ投手は、白井球審を援護するコメントを出していました。
20歳の佐々木朗に対して感情的になった白井球審に批判的な意見が多い中、ダルビッシュはツイッターで「野球の審判って無茶苦茶難しいのに叩かれることはあっても褒められることはほとんどないよなぁ。選手も散々態度出すんだから審判にも態度出させてあげてください」と投稿。
引用元:スポーツ報知
ダルビッシ投手は、
「野球経験が長くなるほど、審判の大変さが分かる」
と話しています。
ダルビッシュ投手の“長年の経験者”としての実感が込められています。

厳しい視線の中でジャッジしないとならないし、審判は本当に大変な仕事だよね。
とはいえ、ファンとしては冷静に対応してもらえる方が安心です。
NPB内部でも、より良い試合運営のための指導が行われていると嬉しいですね。
③評価基準が外から見えない
白井球審がクビにならない理由3つ目は、評価基準が外から見えないからです。
NPBの審判は、
判定の精度や試合運びなどを内部で評価されます。
→その評価基準や内容は公開されません。
<NPB内部で評価されるもの>
- 判定の正確性
- 試合運びの巧みさ
- コミュニケーション能力
- 総合的な運営能力 など
審判員として総合的に評価されている詳細は、ファンに開示されません。
誤審の回数やリクエストの覆り率も正式には公表されないため、
「この審判はなぜ評価されているの?」
と疑問が残り続けてしまうのです。

野球選手とちがって、データが“見える化”されてないんだよね。
④現場からの信頼度が高い

白井球審がクビにならない理由4つ目は、現場からの信頼度が高いからです。
白井球審は、
プロ野球界でも数少ない“大舞台経験の豊富な審判”です。
- オールスター
- クライマックスシリーズ
- 日本シリーズ
など、重要な試合で複数回起用されています。
NPBでは、大舞台を任せられる審判は
信頼・安定・実績があると判断された者だけ。
白井球審の経験値は、内部評価として大きなプラス材料になります。
組織としても、判断の難しい場面を任せられる審判員は貴重な存在なのです。

厳しい場面が多い舞台を経験してることは大きいよね。
⑤明確なコール

白井球審がクビにならない理由7つ目は、明確なコールです。
コールとは、
審判員が試合状況を明確に伝えるための声出しのこと。
(ストライク、ボール、ファウルなど)
白井球審といえば、特徴的なストライクコール「アイー!」が有名です。
中継の解説席からも、白井球審のコールが「バックスクリーンまで届いている」とコメントしています。
白井球審の見逃しストライク判定の声が響くと、中継の解説を務めた元日本ハムの岩本勉氏は「これがプロ野球。バックスクリーンまで届いてますよ」と伝えた。
引用元:スポニチ
際どいコースでも、審判が迷うことなく明確なコールをすることで、
“観客・選手・実況が“判定を理解しやすい”というメリットがあります。
明確なコールは、会場の雰囲気を盛り上げるだけではありません。
白井球審は、堂々としたコールで、“判定の揺るぎのなさ”を感じさせる点も評価されているといえるでしょう。

やっぱり白井球審の信頼度は高そうだよね。
⑥人手不足

白井球審がクビにならない理由8つ目は、人手不足です。
審判員は、
毎年100人以上の応募が多い中、採用されるのは1~2名
(採用者“0名”の年もあります。)

そんなに狭き門だったんだね。
そのため、審判界は、慢性的な人手不足と高齢化が進んでいます。
審判は育成にも非常に時間がかかります。
白井球審のようなベテランを簡単に解雇すると、
審判団全体の運営が成り立たなくなってしまうのです。

専門職だからね。
⑦判定に偏りがない

白井球審がクビにならない理由5つ目は、判定に偏りがないからです。
SNSでは
「ゾーンが試合によってブレる」との声もありますが…
一方で、
「判定の精度が高い」
「両チームに厳しいから偏りがないイメージ」
「平等に厳しい」
と評価するファンも少なくありません。
厳しい判定であっても、
両チームに対して同じ基準で判定していると感じる人が多いということです。
白井球審の信頼は、「公平なジャッジ」ができる資質にあるとも考えられます。

偏りのない正確なジャッジが一番だよね。
白井球審が受賞!最優秀審判員賞とは?

2025年、白井一行球審は審判歴29年目で、最優秀審判員賞を受賞しました。
審判員 29年目
48歳で初受賞
最優秀審判員賞とは、
その年に最も優れた審判技術・試合運営能力・チーム間の公平性を発揮した審判に贈られる賞です。
審判の評価基準は外部に公表されていません。
しかし、判定の正確さ、ゲームマネジメント、トラブル時の対応などが総合的に判断されます。
白井球審が最優秀審判員賞を受賞したことを祝福する声は非常に多いです。
選考理由は「29年という長きにわたる審判経験により、リーダーシップやゲームマネジメント力が増したことが評価された。判定技術や正確性に安定感があり、名実ともにNPBを代表する審判員へと成長した」と説明した。
引用元:デイリー

白井球審の長年の努力や実績がしっかり評価された証拠なんだね。
まとめ
白井球審がクビにならない理由は、長年の経験と公平なジャッジが認められていることも大きいのです。
最優秀審判員賞の受賞が示すように、“実力と信頼”のある審判員と言えるでしょう。
これからも、信頼される審判員として、試合を盛り上げていってくれることを期待しています。
