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(熱中症のサイン?!ママができる基本的な応急対応)

この暑さの中、野球の見守り…
もしも、目の前で子どもの体調に異変があったら…
自分にできることってなんだろう?
「まだ少年野球を始めたばかりで、対応の仕方が分からない…」
「去年もいたけど、あたふたしてしまって…冷静に対応できるようになりたい。」
そんな不安を抱くママも、きっと少なくないと思います。
私も同じです。
年の離れた次男がいることや、自分自身の体調の波もあり、なかなか真夏の見守りにしっかり参加できないことが多くありました。
主人が仕事の休みで弟を見てもらえる間だけの参加。
他のママに比べると、現場にいる時間も少なく、実際、とっさに行動できずに戸惑ったこともありました…。
でも、そんな私の前で、いつも見守ってくれていた「先輩ママたち」の姿がありました。
彼女たちの対応力と行動力に、いつも尊敬の気持ちを抱きながら、
「自分にもできることって、何だろう?」と、少しずつ気づかされていったんです。
そして今、スポ少6年目の母として、ようやく冷静に、夏場の野球に向けた心構えができるようになってきました。
この記事では、私と同じように不安を感じているママたちに向けて、
子どもたちを見守る立場の保護者ができる、“準備と行動”をまとめました。
一緒に、できることから少しずつ学んでいきましょう!
この記事で分かること↓
- 子どもたちが暑さの中で訴えやすい体調の変化とは?
- 見守り中にママができる応急対応
(受診・救急の判断基準も/回復体位のとり方) - 持っておくと安心な持ち物リスト

【第1章】「子どもの初期症状」に気づくために、見守りママができること
熱中症は、いきなり倒れるように発症するわけではありません。
実はその前に、子どもたちの体は小さな「サイン」を出していることが多いんです。
でも、周りの大人がそのサインを見逃してしまえば、症状はどんどん進んでしまいます。
たとえば…
- 顔が赤いのに、汗をかいていない
- 目がうつろで、反応が遅い
- 「ちょっと気持ち悪いかも…」とポツリと言うなど…
これらはすべて、初期の危険サインかもしれません。
休憩のときに、私が「あの子少しボーっとしてるかな?」と感じた時に、とっさに別の先輩ママが「○○、大丈夫?」と、声を掛けてくれて、その子が「頭痛い…」と訴えることがありました。
その時、「声をかける勇気って、大事なんだな」と強く感じたんです。
子どもは、体調が少し悪くなっても、言い出すタイミングに迷ったり、「もう少し頑張れる」と無理してしまったりすることがあります。
それでも、勇気を出して「頭が痛い」「気持ち悪い」と自分から伝えてくれた時、
その一言に気づいて、冷静に行動につなげることが、とても大切だと感じています。
でも、実際には、子どもたちが監督に先に声をかけ、見守りの母たちのところへ休みにくる、という流れがほとんどです。
だからこそ、そのタイミングで「よく言ってくれたね」と声をかけながら、しっかり対応できる準備をしておきたいですね。
では、実際にこれまで子どもたちが訴えたことのある症状を、いくつかまとめてみました!
・ボーっとする
・気持ち悪い
・お腹が痛い
・頭が痛い
・クラクラする
・鼻血が出た
小さな訴えにも耳を傾けて、すぐに対応できる準備をしておくことが、子どもたちの安全と安心につながる第一歩になります。

次の章では、こうした症状に気づいた後に、ママたちがとれる「応急対応の基本ステップ」をまとめていきます。
【第2章】いざという時、見守りママたちができる応急対応の基本ステップ
どんな症状?落ち着いて受け止めてあげよう
子どもたちが「頭が痛い」「気持ち悪い」など訴えてくれたとき、一番大切なのは、その言葉を落ち着いて受け止めてあげることです。
とはいえ、「いざ」という場面では、どう行動すればいいのか分からなくて戸惑うこともあると思います。
私も最初の頃は、「座らせた方がいい?」と考えるより早く、すでに先輩ママが動いてくれていて、私はただ見ているだけでした。
でも、周りのお母さんたちの行動や言葉から、少しずつ自分なりの対応の仕方が分かってきたんです。
この章では、そんな経験をもとに、見守る立場のママでも落ち着いてできる、基本の応急対応ステップをまとめています。
では、「もしも」の場面に備えて、知っていると安心できる内容を、分かりやすくお伝えしていきます。
熱中症のサイン?!ママができる基本的な応急対応
まず、すべきこと!基本の流れ(どの症状でも共通)
クラクラする、ボーっとする、頭痛、腹痛、吐き気など…
- 日陰の涼しい場所で、座らせて休ませてあげる
(横になった方が良かったら、シートの上に寝かせてあげる) - 帽子をとる
- 衣服をゆるめて風通しを良くする
(ベルトをゆるめる・靴を脱がせる) - 体表にでている顔や腕などを水で冷やす
(顔や腕に霧吹きをかけてあげるなど工夫すると◎) - 首や脇の下を保冷剤で冷やす
(太い血管のあるところを冷やすと◎) - 経口補水液やスポーツドリンクを摂取する
(水分・塩分補給!!) - うちわで扇ぐ・ハンディ扇風機など使う
(風を当ててあげると◎)
こんなときは受診 or 救急車!
すぐに医療機関へ↓
水分が摂れない
意識がもうろう
けいれん
まっすぐ歩けない など…
医療機関を受診
自分で水分を摂れない場合
すぐに救急車を呼ぶ必要がある
・倒れる
・呼びかけても返事がおかしい
・意識障害
・まっすぐ歩けない
・けいれん
・泡を吹いたとき↓
そっと横向きにする/嘔吐時、詰まるのを防ぐ
【回復体位のとり方】
救急車が来るまでできること

1,上側の膝を約90度に引き寄せ、後ろに倒れないようにする。
2,下あごを前に出して気道を確保する。
3,上になる腕を曲げて、その手の甲に顔を乗せるようにする。
注意:自分で水分を飲めないとき、無理に飲ませないこと!
こんな時どうする?症状別の対応ポイント
・吐き気・お腹痛い・気持ち悪い
→ビニール袋を用意!
・頭痛
→手のひら冷却!
(冷たいペットボトルや保冷剤を手に持つと◎)
・鼻血が出たとき
→ティッシュ&ビニール袋!
<鼻血が出たときの正しい対応>
・上は向かない×
(口に血が下りて気持ち悪くなるのを防ぐ)
・首の後ろ&目と目の間(鼻根)を保冷剤で冷やす
長男のチームでは、保護者に連絡を入れて、練習に復帰できる状態に戻らなそうならば、迎えに来てもらうことになっています。
決して無理をせず、大事をとることが重要だと思います。
【第3章】もしものときに備えて!見守りママたちが持っておきたい持ち物リスト
応急対応のための基本グッズ
✅ ウェットティッシュ/ティッシュ
(汚れ・汗ふき・止血など万能)
✅ ビニール袋
(嘔吐用・鼻血用・ゴミ入れ)
✅ 冷却タオル・霧吹きボトル
(顔や腕を冷やす)
✅ 保冷剤・氷のう
(首・脇・鼻根などの冷却)
✅ 氷
(氷のうなどに利用できる)
✅ 冷たいペットボトル
(手のひら冷却に)
水分補給グッズ
✅ ストロー付きキャップ or 飲みやすい容器
(横になったときに飲みやすい)
<子どもが持ってきているとベスト!!>
✅ 経口補水液(OS-1/ゼリータイプも◎)
✅ スポーツドリンク/麦茶(0.5L凍らせておくと安心)
衛生&保護用グッズ
✅ 予備マスク・ガーゼ
(鼻血や嘔吐時の口元ケア)
✅ 小さめタオル・ハンドタオル
✅ 除菌スプレー or ジェル
(チームで共有時に便利)
あると安心!+αアイテム
✅ うちわ・ハンディ扇風機
(風を送って冷却サポート)
✅ 折りたたみレジャーシート
(横にならせる時に)
✅ 帽子・サングラス
(ママ自身の熱中症対策も!)
✅ 筆記用具・メモ帳
(体調の変化記録など)
応援用バッグにまとめておくと安心
子どもたちの「もしも」に落ち着いて対応できるように、こうしたグッズをひとまとめにして“応援用バッグ”に入れておくと安心です。
特別なものではなく、身近にあるもので大丈夫です。

ちょっとの準備が、いざという時に大きな支えになります。
・体調不良が複数人出て、休むタイミングが重なるケースもあります。
休む用の椅子もいつもより多めに用意しておけると安心です。
・氷を持ち寄ることが増えると思うので、たくさん氷を作る習慣をつくっておくと◎。
伝えたいこと/子どもたちの安心のために
暑い夏のスポ少野球。
まず子どもたちには、「体調に異変を感じたら、無理せず伝えていいんだよ」と、伝えていきましょう。
「頭が痛い」「気持ち悪い」
そんな訴えが、一度に何人かの子どもから重なることもあります。
持ち寄った氷が足りなくなったり、応急対応に人手が必要になったりしたときには、お当番じゃなくても、チーム全体で声をかけ合い、助け合える雰囲気がとても大切です。
私たち保護者は医療のプロではありません。
でも、もしもの時に備えて準備をしておくこと、
そして冷静に動ける心構えを持っておくことが、
子どもたちの“体と心”を守る大きな力になります。
自分の子だけじゃなく、チームの仲間みんなのために。
母たちのやさしい連携が、きっと子どもたちの安心につながっていきます。
最初は戸惑うばかりだった私も、6年目の今、ようやく少しずつ冷静に対応できるようになってきました。
だからこそ、「まだ分からないことばかり…」と感じているママたちに、
このブログが少しでも“安心の種”になれば、とてもうれしく思います。
そして、見守るママたち自身も、どうか無理をせず、体調に気をつけて。
子どもたちと一緒に、
「今日も無事に終われたね。」と笑える夏になりますように。
☆最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆
次回は、「少年野球の熱中症対策|出発前と帰宅後のホームケアガイド」をお伝えします。