PR

「6歳差兄弟のケンカ」イヤイヤ期の弟と兄、効果的な対処法は?

海で遊ぶ兄弟写真画像です。6歳差の兄弟、ケンカもするけど、仲良く楽しく姿もたくさんあります。 兄弟
記事内に広告が含まれています。

「年の差兄弟って、ケンカするの?」

ケンカにならないのでは…

そんなイメージ、ありませんか?

でも実際、我が家では、イヤイヤ期の弟に我慢している兄が限界を迎えることもあり、弟は弟で思うようにならずに大泣きして大暴れなんてこともありました…

そして親は余計な口をはさんでしまい大後悔…

この状況をどう乗り越えるか、頭悩ませました。

お互いの気持ちを理解できるように、そっと導いてあげたい。

でも、どんな声掛けをしたらいいんだろう…

この記事では、そんな「年の差兄弟のケンカ」に、試行錯誤しながら向き合ってきて、我が家で効果的だった対策や見守り方についてお話していきます。

こんな方におすすめの記事です。

・年の差があるのに兄弟ケンカばかり起きるのがつらい

・ケンカする兄弟に怒ってばかりで疲れてしまう

・「年上なんだから…」と上の子を叱ってしまいがち…

この記事を読んで、少し気持ちが楽になってもらえたら嬉しいです。

我が家の兄弟げんか

兄弟げんかが増えたのはいつから?

いわゆるイヤイヤ期なのでしょうか?
次男が2歳になると、とにかく主張が強くなる。

とはいっても、言葉で伝えきれない思いや感情はどうにもならなくて…
ギャーギャー言い出します。

兄は小学2年生。
普段は弟を可愛がる優しいお兄ちゃんです。
でも、まだまだ子どもなのです。

イヤイヤ期に入った弟に戸惑うことも多かったはず…
小学生の兄にとって、イヤイヤ期の子どもと暮らすのは初めての体験なのです。

私が初めて長男のイヤイヤ期と対面したときのように、
戸惑いが出てくるのは自然なこと。

我が家では、6歳差の兄弟ゲンカが増えたのは、まさにこの時期でした。

兄弟げんか <兄→小学2年生、弟→2歳>

6歳離れていると、それぞれ個人で遊んでいる時間も多々あります。
でも、そんなときに起こるのが… 「遊ぶスペースの取り合い」

我が家は、日中リビングと和室を仕切っている戸を開けて、広いスペースを作っています。
そこで、子どもたちはいつも遊んでいるのですが…

ある日のケンカの一部始終

弟(2歳) → ブロックで遊んでいる。
兄(小学2年生) → 家の中でもプラ製バットを振りながら、ボールを打ったり投げたり…。
(家の中でバット振るだけでもソワソワするのに…)

しばらくすると、
弟が 「プラレールしたい!」 と言い出す。
しかし、プラレールを広げるスペースは、今まさに兄が遊んでいる場所…。

兄「えー!いま?」(そりゃそうだよね。)
弟「プラレール!!プラレール!!」とプラレールを持ってくる。

兄も、そんなに簡単に譲りたくはない…
(もう小学2年生。でも、まだ小学2年生。)

なかなか譲らない兄に対して、弟はギャンギャン泣き出す。

ケンカに発展

兄「もうちょっと遊んだら、やめるから。」
でも、2歳児にとって「もうちょっと」は理解できない。
「すぐ!」か「ダメ!」の2択しかない弟は、さらに泣きじゃくる。

兄「じゃあ、いいよ…」と折れるときもあれば、
「なんでいつも我慢しなきゃいけないんだよ!!」と言い出すときも…

兄の口調はだんだんキツくなる。
弟は思い通りにならず、バンバン兄を叩く。

兄 「泣けばなんでもできると思ってんじゃねーよ!!」
弟 「うわあああああん!!」と大泣き&大暴れ。

親のNG対応…失敗談

ここで私はもう見ていられなくて…

なんなの、その言い方!!もう、譲ってあげなよ!!
そもそも家の中で野球するのがおかしいから!
どんだけスペース取ってると思ってるのよ!

つい感情的になってしまう。
これは、完全に失敗でした。

なぜダメだったのか?

そもそも、家の中で野球をするのは、弟が生まれる前からやっていたこと。
→ 「やっていいよ」という雰囲気を出しておきながら、ケンカになったら急に禁止する…
ブレブレ対応

弟が兄をバンバン叩いているのに、仕方ないと思ってしまい…
→ 「6歳も離れているからこそ…」という気持ちがあったから、兄にだけ「分かってあげなよ。」と言ってしまう。

その結果…
「なんでいつも我慢しなきゃいけないんだよ!!」と、兄も感情が爆発します。
そのスイッチを押しているのは、だいたい私なのです…。

でも、本当は…
どんなに弟に泣かれても、バンバン叩かれても、
兄は「手を出さない」ことを守っていた。

まずはそこを褒めてあげるべきだった。
6歳離れているからこそ、我慢できていた部分があった

母として心がけたこと(弟2歳児編)

弟が叩いたり手を出したら…

まず先に、我慢している兄に共感すること。
「痛かったよね。我慢して、よく手を出さなかったね。」

次に、弟の気持ちを代弁してあげる。
「○○したかったの?」そして、兄弟それぞれの言い分を聞くだけにする。
(母として言いたいことは置いておく)

弟には、
「○○したかったんだよね。でも、思うようにならないこともあるんだよ。それでも、叩いたり痛いことしてはダメなんだよ。お兄ちゃん痛かったと思うよ。」

最後に、兄に問いかける。
「どうしたらいいと思う?」

それでも、まだ小学2年生…
2歳児に泣かれて叩かれるというのは大人でもしんどいですよね。

納得できない気持ちがあふれ出てくることはたくさんありました。
でも、それを聞いて受け入れてあげることで、気持ちが落ち着いてきます。

そして、
「弟は、イヤイヤ期というものなんだよ。」と、説明してあげることが多かったです。

・兄弟の気持ちそれぞれに共感する。
・弟には「我慢しなきゃならないときもあるんだよ。」と、伝える。
・兄には「まずは弟の気持ちにも共感してあげてから、自分の気持ちを伝えよう。」と、提案する。


「親は感情的に口をはさんではいけない」と、経験で学んでいました。

でも、自分の体調や時間に余裕がないと、つい感情的になってしまうこともありました。
そんなときは、あとから母として良くなかったことを謝るようにしました。

相手に良くないことをしたら振り返り、「ごめんね」謝ることも大切。

それを、子どもにも伝えつつ、自分も意識することを忘れないように心がけました。

兄弟げんか <兄→3年生、弟→3歳>

弟が3歳半ば頃になってくると、一緒に遊ぶことが増えてきました。
最初は一緒に楽しそうに遊んでいても、歳の差のズレによって、しだいに雰囲気が悪くなってくることがしばしば起こります。

例えば、
①戦いごっこ…
気持ちが入りすぎてしまう兄 vs だんだんついていけなくなる弟
→ 弟、ギャーギャー泣き出す!

②野球ごっこ…
ちゃんとやりたい兄 vs ふざけて遊びたい弟
→ 兄が「もうちゃんとやってよ!」と弟にとっては無理な要求…

こうして、お互いに我慢できなくなり、衝突が始まってしまうのです。

母として心がけたこと(弟3歳児編)

「お兄ちゃんがやりすぎなのよ!」
「3歳には無理なんだよ!」

…と、ここでまた私が弟寄りの発言をすると、兄の気持ちに火がつくことを、何度も経験してきました。
なので、叩いたり手が出ない限りは、なるべく介入しない。

そもそも、兄が下の子に合わせて遊んでくれるのって、親の都合なのでは…?
最初は楽しいかもしれないけど、無理に遊ばせると、結局ズレが生じてしまう。

弟には:「ついていけなくて嫌だったね。」
兄には:「物足りなくなるよね。」

こうして、お互いの残念な気持ちに共感してあげるだけで、意外とそのまま別々に遊び始めることも。無理に合わせなくてもいいと思ったのです。

ただ、まだこの時期は親が少し入らないと収集がつかないことも多かったです…

兄弟げんか <兄→4年生、弟→4歳>

弟が4歳になってくると、できることが増えて、兄と対等に遊べる場面が増えてきました。
言葉で気持ちを伝えられるようになり、ケンカしても手が出ることはほとんどなくなりました。

でも、新たな問題が発生…
「言い返す弟 vs ムキになる兄」問題!

6歳離れているとは思えないほど、とにかく一緒に遊びたがる弟。
そして、兄がやっていることや持っているものを使いたくなる!

兄:「やめて!」(兄のものを勝手に使う弟に怒る)
弟:「使ってなかったじゃん!!」(負けじと言い返す)

いいじゃん、貸してあげなよ…(心の声)

…これって園児同士のケンカと変わらないんじゃないのかな!?

そして、4歳になった弟は、とにかく口が達者になり、兄にも容赦なく反撃します(言葉で)!
兄も生意気になってきた弟にムキになってしまうことがしばしば!!

母として心がけたこと(弟4歳児編)

ケンカの内容を聞いていると、親として口をはさみたくなってくる。

「兄よ、それ以上4歳児と同じステージに立つな!」って言いたい。

でもそれを伝えたところで、
「だってさ!…」 の無限ループに突入するだろう。

そこで新ルール決定!

あっちの部屋で、二人で話し合って、仲直り出来たら戻ってきていいよ。

これが意外と効果がありました。

ドアの向こうでこっそり聞くと…
兄が一方的に言い聞かせてる。

なので、
「まずは、弟の言い分を聞いて共感してあげること。」
「その後に、自分の言い分を伝えて、『じゃあどうしたらよかった?』を考えること。」

この流れを伝えると、
しばらくして二人で戻ってきて、「仲直りしたよ!」と報告するように。

でも、納得してない顔の弟がいるときは…?

私:「なんでそんな顔してるの?」
弟:「……」(不満が残ってる)
こういうときは、もう一回やり直しをお願いします。

兄には面倒くさそうにされるけど、
「お互い納得するまで仲直りは必ずしよう。」 というルールにしていました。

弟がちゃんと言葉のやりとりができるようになったことで、二人で解決できることが増えてきました。

環境を変える

兄:小学5年生 弟:5歳(年中)

兄弟は成長とともに、それぞれの時間を過ごすことが増えてきました。

でも、以前はこんなことがよくありました。

兄:「宿題や自主学習する時間にうるさいのが嫌!」
弟:「テレビは好きな時に見たいし、静かにしろと言われてもできない!」

高学年になった兄は、少しプレ思春期。
園児の弟は、とにかく我が強い。

この二人がずっと同じ空間にいたら、そりゃぶつかるもんだ…

そこで、ついに決行!!
リビングに置いていた学習机を別部屋へ移動。
兄の「一人部屋」を作ることに!
荷物の整理が大変なので、ずっと放置してたけど、やりました。

すると…
以前よりも、だいぶ平和になってます。

さらに、兄は放課後に友達と校庭で遊んだり、長期休みも友達と出かけたりすることが増えてきました。兄弟一緒にいる時間が以前より減りました。

そして、家にいるときは…

兄弟で、共通の趣味であるポケモンカードを眺めながら会話したり、男の子同士にぎやかにじゃれ合ったり、トランプなどをして一緒に遊ぶ時間もあります。

でも、以前のような激しいケンカにはなりません。

親が少し環境を整えてあげるだけで、意外とラクになることもある。

受け流せる兄弟げんか

激しいケンカにはなりませんが、ささいなことから揉め事は起きます。

例えば、
<ソファでテレビを見ながら>

兄:「ちょっとソコどいて…」
(横になる兄の足がのびたら弟に当たりそう。足のばしたい…)
弟:「…」(無言)
兄:「ねえ、どいて。」
弟:「…」
(イヤそうな顔しながらも、どかない!)
(兄の足がのびて当たる)
弟:「やめて!!」
兄:「だから、どけばいいじゃん!」
弟:「やだ!」

どっちもどっちで…あきれます。
主張が強い子たちです。
こんな感じのことがよく起きます。

兄は、途中で言い方を可愛げに修正したり、収めようと色々提案します。
弟は、それで機嫌を立て直すこともあれば、不満げに私のところにくることもあります。

大変だったね。
今は離れとくのが一番だね。

今は、そんな風に声掛けして、受け流しています。

このように、多少の揉め事は起こりますが、親子共に、受け流しても大丈夫なくらいに成長してこれました。

6歳差の兄弟ゲンカは、子どもの成長とともに落ち着いてきた。

最後に伝えたいこと

6学年差の兄弟でもケンカはします。
きっと、ケンカにならない兄弟もいるかもしれません。

でも、我が家は、成長段階で必然的に起こってしまうケンカがたくさんありました。
そのたびに、ストレスもたまるし、悩むこともたくさん…

振り返ってみると、
ケンカになりやすかった時期は、子供たちの距離感が近かったです。
母としても、ケンカのたびに声かけを失敗して、何度も試行錯誤してきました…

でも、そんな日々の中で、少しずつ分かったこともありました。

成長とともに、子供同士で解決できるように導いてあげること。

『ケンカするほど仲がいい』という言葉があるように、
ケンカは、お互いがお互いの気持ちを分かりあえるチャンスでもある。

ケンカが起こるのはもう仕方ないのです。

そこで、親ができる最善策は、兄弟それぞれの気持ちに共感してあげること。

そして、お互いに言葉のやりとりができるように成長していたら、子ども同士だけで話して分かり合ってもらうこと。

親はそこに入らないでいてみる。

あとは、ぶつかり合わない環境を整えてあげること。

もし今、「もうケンカばっかりで嫌になる…」 と思っている方がいたら、
「まぁ、うちだけじゃないのか。」
「ここに書いてあったこと、ちょっと試してみようかな。」という感じで、少しでも気持ちがラクになってもらえたら嬉しいです。

☆最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆

おおき さくら

40代の主婦です。

2014年生まれの長男(小学6年生)
2019年生まれの次男(6歳・園児)

男の子2人を育てています。

長男は小学1年生から少年野球を始め、今年で6年目。

暑い夏は熱中症が心配だし、寒い冬も対策が必要…

しかも、我が家はみんなアレルギー体質で、春も秋も花粉症に悩まされる日々。

そんな中でも、子どもがスポーツを続けていくための工夫や、サポートする上で知っておくと嬉しい情報をシェアできたらと思っています。

スポーツを頑張る子どもを支えるママたちと、楽しく共有できる場所になれたら嬉しいです!

おおき さくらをフォローする
兄弟子育て
おおき さくらをフォローする
タイトルとURLをコピーしました