2025年、球審歴29年目に最優秀審判員賞を受賞した白井一行球審。
SNSでは、白井球審の受賞で、
誤審多いイメージだったけど、受賞?
という声も少なくありません。
一方で、
白井球審は、審判員の中で優秀だよ。
という意見も多いのです。
白井球審が“誤審が多い”と言われる背景には、判定そのものではなく、注目度が高いことも大きく関係しています。
今回は、白井球審が誤審多いと言われる理由7選!とともに、過去の退場処分や評判を合わせて紹介します。
- 白井球審の過去の誤審トラブルが知りたい
- 白井球審の評判が気になる

白井球審と呼ばれているけど、塁審をすることもあるよ!
基本的に、審判は4人体制です。
(大舞台では、外野審が入り6人体制の場合もある。)
- 全員がローテーションで担当を交代する仕組み
- 球審は試合の責任者
(最も重要なポジション)
| 名称 | 位置 | 役割 |
|---|---|---|
| 球審(主審) | ホーム後方 | ストライク/ボール判定 退場判断 試合責任者 |
| 一塁塁審 | 1塁付近 | アウト/セーフ判定 |
| 二塁塁審 | 2塁付近 | 盗塁 タッチプレー判定 |
| 三塁塁審 | 3塁付近 | タッチアップ 牽制など |
白井球審が“なぜクビにならないのか”気になる方へ
白井球審が誤審多いと言われる理由7選!
白井球審は、“誤審扱い”されやすい傾向があります。
ただし、
「誤審が特別多い」という客観データはありません。
実際は、判定そのものより、
- 急な詰め寄り
(態度の印象) - 際どいゾーンの判定
- 選手との接触などのトラブル
- SNSでの切り抜き拡散
といった“見え方の影響”が大きいと考えられます。
そのため、次に紹介する7つも、
「実際に誤審だった」わけではなく、
“誤審だと受け取られやすかった場面” に近いといえるでしょう。
①ストライクゾーンが日によって違う?
白井球審が誤審多いと言われる理由1つ目は、ストライクゾーンが日によって違う?という印象を持たれていることです。
しかし、ストライクゾーンが広い・狭いという違いを感じるのは、白井球審に限ったことではありません。
NPBの審判は、
毎試合ごとに内部で評価されている。
白井球審だけが特別ゾーンが安定しないという公式なデータがあるわけではいと思われます。
白井球審に対して「日によってストライクゾーンが違う」
と感じる声がある一方で、SNSでは、
「両チーム平等に厳しい!」
「ブレることはない。」
という意見も非常に多く見られます。
審判として大切なことは、公平にジャッジできているかという点といえます。
日によってストライクゾーンが違うことは、
誤審ではありません。
元パリーグ選手・鉄平氏は、審判は人が行っているという前提で、ストライクゾーンの判断について語っています。
「審判さんによってストライクゾーンの広さに違いは感じますし、その傾向がシーズン中に変わることもあります。人間がやっていることですから。選手はストライク、ボールの判定を変えられないので、柔軟に対応するしかないです。判定を含めて選手の責任だと思います。ストライクゾーンの判断が人によって違うのも含めて野球のおもしろみだと現役時代は思っていましたし、今も考えは同じです」
引用元:Nimberweb
②佐々木朗希へ詰め寄り
白井球審が誤審多いと言われる理由2つ目は、佐々木朗希への詰め寄りです。
一連の流れ
2022年4月
ロッテ・佐々木朗希投手(当時20歳)が判定に不服そうな様子を見せた
→白井球審(当時44歳)がマウンド方向へ歩み寄った場面
判定の内容とは…
佐々木朗希投手は、“三振狙いで外角低め158kmのストレート”を投げ込みました。
→白井球審よりボール判定

この日は、“外角低めが厳しめだった”という印象を受ける人が多かったそうだよ。
どんな態度だったのかというと…
佐々木朗希投手は、ボール判定で2塁に盗塁したランナーを見てから、ホームを振り返りました。
(このときの表情は後ろ姿で確認できません。)
↓
白井球審は、“何か”を感じとって、マウンドへ歩み寄ったと見られます。

うーん。
この切迫した雰囲気が一気にSNSで広まっていったんだね。
SNSでは…
「(佐々木投手は) 態度よくなかったかもな。」
「(審判は) もっと冷静になった方がいいのでは?」
白井球審が佐々木朗希投手に詰め寄った件に関して、
SNSでは“審判として冷静であるべきだった”という声が多く見られました。
一方で、佐々木朗希投手の態度を指摘する声もありました。
当時ロッテの井口監督も、白井球審にこう語ったそうです。
試合後、井口監督は「球審はもっと冷静にやらないといけないと思いますし、当然判定に対しては何も我々は言ってはいけないと思います。球審ももっと冷静にいかないと一番裁いている人なので、あそこは冷静にいきましょうよという話をして」と話していた。
引用元:日刊スポーツ

井口監督が「冷静に」とフォローしてくれてよかったと思う。
誤審ではないとの見方
白井球審が佐々木朗希に詰め寄ったときのボール判定は、誤審ではないそうです。
元ロッテ守護神の荻野忠寛さんは以下のように言及しています。
今回もあの1球だけ切り取ればストライクだろうと思う人も多いかもしれませんが、試合を通じて低目のボールには厳しかった。プロ野球の審判のレベルはアマチュア野球の審判には存在しないレベルだと思います。
引用元:Numberweb
白井球審も、誤審をしないように意識して、厳しく判定をしていることは間違いありません。

試合を通して平等にゾーン判定されていたということだね。

白井球審が熱くなってしまったのも分かる気もするよ。
③レアード退場処分
白井球審が誤審多いと言われる理由3つ目は、レアード選手の退場処分です。
2022年
レアード選手がストライク判定に抗議し、
白井球審から退場処分を受けました。
この試合でも注目されたことは…
- コースの厳しさ
- レアード選手のリアクション
- 白井球審の毅然とした対応
SNS上では、「誤審なのでは?」という議論がありました。
しかし、映像の切り抜き中心で拡散された出来事で、NPBが誤審と認定したわけではありません。
白井球審が厳格にルールを適用した結果とも考えられます。
④宜保翔と接触
白井球審が誤審多いと言われる理由4つ目は、宜保翔選手と接触が起きたことです。
2024年オープン戦
オリックス・宜保翔選手が捕球に向かって走る際、
白井球審と軽い接触が起きる場面があった。
話題となりましたが、誤審とは無関係の接触と見られています。
しかし、試合中の接触というインパクトが大きいアクシデントに、
「白井球審=トラブル多い」というイメージが助長されてしまった可能性が考えられます。

白井球審が話題になることが多いという印象があるんだよね。
⑤危険球退場
白井球審が誤審多いと言われる理由5つ目は、オリックス東晃平投手の危険球退場です。
2024年6月セパ交流戦
東晃平投手の球が
中日・中川選手のヘルメット後部を直撃
→東投手は、危険球退場となりました。
危険球退場はルールで定められた判定であり、
規則に基づく処置
東投手の投げた球は、“後頭部なのか肩付近に当たったのか”という流れで、リプレイ検証になりました。
結果、後頭部に当たっており、東晃平投手は危険球退場処分を受けました。
ヘルメットが飛び、細川は顔をしかめた。トレーナーとともにいったんベンチに下がった。球審から危険球退場が宣告されると、中嶋監督はリクエストを要求。しかし、判定通り危険球退場となった。
引用元:日刊スポーツ

頭部だったから、みんな心配してたよ。
白井球審は、リクエストによるVTRを確認しており、誤審は全くしていません。
⑥木下拓哉と接触
白井球審が誤審多いと言われる理由6つ目は、木下拓哉捕手と接触したことです。
2025年5月
中日・木下拓哉捕手が座ったまま返球しようとした際、
白井球審のマスクに右手が接触
→木下拓哉捕手が指を痛めた
故意性はなく、プレーの流れで起きたアクシデントです。
誤審とは関係ありませんが、一部で白井球審に対する不安や批判コメントはありました。
偶然のアクシデントで話題になることも、トラブルが多いという印象につながっているかもしれません。

話題になる人という印象があるといえるね。
⑦内角低めストライク判定
白井球審が誤審多いと言われる理由7つ目は、内角低めストライク判定です。
2025年9月
阪神・森下翔太選手の打席で、
内角低めのストライク判定が議論になりました。
見逃し三振をした森下翔太選手は、白井球審に手を横に振り、話しかけ議論する姿がありました。
白井球審も詰め寄り、上本打撃コーチが間に入りました。
森下翔太選手は、ベンチへ戻りました。
原則として、審判員に異議を唱えることは許されません。
公認野球規則8・01
引用元:日刊スポーツ
「審判員の資格と権限」の(d)には以下のようにある。
「審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って、試合から除く権限を持つ」
退場になる恐れもありそうな雰囲気でしたが、
以前の佐々木投手のときよりは白井球審が冷静な対応をしているように見えました。
- 佐々木朗希投手
→不服そうだが異議は唱えていない
(白井球審:感情的にマウンドに詰め寄った印象) - 森下翔太選手
→異議を唱えている様子があった
(白井球審:毅然とした態度をとった印象)

規定もあるし、球審が、“毅然な態度をとること”は悪くはないと思う。
SNSでは、
「また白井球審か」
「森下選手もイキらないで」
「苦笑いで終わってよかった」
と、過去の佐々木朗希投手の事例を思い浮かべるコメントもありました。
白井球審が“誤審?”だと受け取られやすい場面は、
熱心に向き合う姿にあるといえるでしょう。

正直、野球ファンとしては、「白井さんらしいな」と思ってしまうこともあるかも。
白井球審の評判は?
白井球審の実際の評判は、データが非公開なので判断は難しいといえます。
そのため、
「白井球審の誤審は多いのか?」
「他の審判と比べてどうなのか?」
といった比較はできないのが現状です。
ただし、評判をまとめると “二極化” しています。
ネガティブな声
白井球審に対する評判でネガティブな意見をまとめました。
- ゾーンが合わないときがある
- 感情的に見える場面が気になる
- 過去の印象から不安になる
SNSを中心に、こうした声が毎年一定数あります。
ポジティブな声
白井球審に対する評判でポジティブな意見をまとめました。
- 大舞台によく起用されている
→内部評価は高い - 判定に偏りがなく両チームに平等
- コールが分かりやすくて試合が締まる
SNSでは、「他の審判より優秀だ」感じている人も少なくないようです。
白井球審は、厳しそうで独特な印象はあるかもしれませんが、優しい一面があることも確かなのです。
白井氏は独特のストライクコールや、22年の佐々木朗希(当時ロッテ)へ詰め寄った態度などで注目度が上昇。客席の子供にボールを渡す優しい一面もあり、“名物審判”として知られる。
引用元:デイリー

だから白井球審を評価するファンも多いんだろうな。
まとめ
白井球審は、目立つシーンが多いことから「誤審が多い」と言われがちです。
しかし、実際に大舞台での起用や判定の公平さを評価する声も多いのです。
誤解やイメージが先行しやすい存在だからこそ、白井球審が長年一線で活躍している理由を正しく知ることが大切だと感じます。
