2025年、ワールドチャンピオンでMVPを受賞した山本由伸投手。
SNSでは、山本由伸投手を称える声が相次いでいます。
そして、同時に話題になっているのが、
「山本由伸の言ってない語録」
山本投手の言葉が、通訳やメディアで意訳される中で“ビッグマウス風”に変化し、SNSで名言のように拡散されたものです。
「ビッグマウスすぎる」
「由伸がこんなこと言うの!?」
と、笑いが広がる一方で、
「本当に本人が言ったの?」
「元ネタどこ?」
と、気になっている声も少なくありません。
今回は、“山本由伸の言ってない語録”の元ネタ13選と、面白さの理由を分かりやすく紹介します。
- 「山本由伸の言ってない語録」が気になる!
 - 山本由伸の“言ってない語録”ができた理由と元ネタ13選!を知りたい。
 
山本由伸が使うゴールドのヘッドホンについて詳しくはこちら。

「山本由伸の言ってない語録」はなぜ面白い?

「山本由伸の言ってない語録」とは?
「山本由伸の言ってない語録」とは、
本人の発言が通訳を通す中でニュアンスが変化し、
SNSで“名言”のように切り取られてバズったもの。

英語で意訳され、ビッグマウスに表現されることが多いのです。
なぜ面白い?
山本由伸の言ってない語録が面白いのは、
「謙虚な性格 × 圧倒的な実力」というギャップがあるからです。
つまり、ファンの心の中には、
「あの山本投手なら、これくらい言ってもおかしくない」というリアリティがあります。
(誠実な性格で)言ってないけど、
(この実力なら)言ってそう!
という野球ファンの心理を突いているのです。
実際の山本由伸投手は、普段は非常に控えめで無口、誠実なタイプ。
試合後のインタビューでも山本由伸投手は、
「チームのために投げられてよかった」
「次も頑張ります」
と、淡々とした受け答えがほとんどです。
しかし、ひとたびマウンドに上がると、その姿はまるで別人。
“絶対に打たせない”という静かな闘志がにじみ出ています。
そんな姿を知っているので、
野球ファンは「この人なら言っててもいい!」と感じてしまうのです。
“そう言っていてもおかしくない”リアリティがある。
だからこそ、「山本由伸の言ってない語録」は面白くなっているのだと思います。

一緒に言ってない語録を読んで楽しみましょう。
山本由伸の言ってない語録の元ネタ13選!意訳が名言に?


元ネタ①~⑤は、意訳が名言化されたものだよ。

元ネタ⑥~⑬は、本当に言ってない語録かな。
①「負けという選択肢はない」
山本由伸の言ってない語録が元ネタ1つ目は、
“Losing isn’t an option”
「負けることは選択肢に入ってない」と意訳されたことです。
これが、最も名言となっている意訳であり、“言ってない語録”の元ネタです。
山本由伸投手は、
何としても負けるわけにはいかない
と語った部分です。
ドジャース公式動画が英訳した
 “Losing isn’t an option” によって、
“強気すぎる名言”
“ビッグマウス”
として拡散されていきました。
ドジャースの同僚・キケ選手が、
“Losing isn’t an option” と、山本由伸が言ってた。
と言ったことでさらに広まりました。

「でもキケが言ってた。」ってフレーズも加わって広がったよ。
そして、ついに山本投手本人が、ワールドシリーズ連覇のセレモニーで英語スピーチの際、
「Losing isn’t an option」
(負けると言う選択肢はない)
と、公言しました。

言ってない語録が“言った名言”になったんだね!

T-シャツにもなった名言だからね。
この言葉は、名言としてTシャツが作成され、ネットでも山本の「言ってない語録」として話題になっていた。
この日、壇上で山本は「Losing isn’t an option!」と絶叫。ファンからはMVPコールが沸き起こった。ファンも「言ったことのない名言をついに言った」「とうとう山本投手の口から」と話題になった。
引用元:full-count
“Losing isn’t an option” Tシャツはこちらです。
②「これが今日お前らが得られる唯一の得点だ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ2つ目は、
「これが今日お前らが得られる唯一の得点だ」と意訳されたことです。
山本由伸投手が、
これ以上、点を取られるわけにはいかない。
と、語った部分です。
相手打線を完璧に抑え続ける姿から生まれた“支配者キャラ”的な語録です。
実際は、「できるだけ少ない失点で抑えたい」という謙虚な意識の表れだと思います。

聞いた印象がだいぶ変わってしまう語録だね!
③「ブルペンのドアを施錠しておけ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ3つ目は、
「ブルペンのドアを施錠しておけ」と意訳されたことです。
SNSで、最も盛り上がっている元ネタかもしれません。
山本由伸投手は、
ブルペンの負担を減らすため、長いイニングを投げたい
と、語っていました。
しかし、山本由伸投手の責任感が“圧倒的な自信”として変換されたものとなっています。
ネットでは、ブルペンに頼らない「完投宣言」としてネタ化されていきました。
実際は、長いイニングで投げるつもりで、ブルペンの選手に負担をかけないようにしたいという気持ちがあります。

そうは言ってないけど、言っていてもおかしくないよ。

由伸投手なら言ってほしい!とも思ってしまうかも。
④「ロバーツはベンチに座ってろ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ4つ目は、
「ロバーツはベンチに座ってろ」と意訳されたことです。
実際は、山本由伸投手が、
ベストを尽くしてみんな安心して試合を見れるように頑張りたい。
と語っていました。
意訳で、強いキャラに変換されていますが、山本由伸投手の監督へのリスペクトから生まれたコメントだと考えられます。

実際の言葉と意訳の差が激しくておもしろい。
⑤「何ら問題ない。いつも通り始末するだけだ。」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ5つ目は、
「何ら問題ない。いつも通り始末するだけだ。」と意訳されたことです。
実際は、山本由伸投手は、
重要な1戦ですがいつもの調子でがんばります。
と、語ったものでした。
言ってる内容は違っていませんが、謙虚な姿勢で話しているはずが、自信たっぷりに感じてしまう意訳が面白いですね。
⑥「自分こそがエースであり、最高の投手だ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ6つ目は、
「自分こそがエースであり、最高の投手だ」です。
こちらは、ロバーツ監督が、
彼(山本投手)はチームのエースだ
と、評価した発言からきています。
もはや、山本投手本人の発言ではなく、監督の賞賛コメントが独り歩きして“本人語録”化されていったと考えられます。

本当に言ってないものが語録になっているね。
⑦「俺を出すことが最善の選択肢だ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ7つ目は、
「俺を出すことが最善の選択肢だ」です。
実際は、山本由伸投手が、
どんな状況でもベストなピッチングをする準備ができている
と、語っていた言葉からきています。
また、ロバーツ監督の
彼はどんな場面でも信頼できる
というコメントもあったことで、語録の元になったと考えられます。

ロバーツ監督のコメントを重ね合わせた意訳なんだね。
⑧「俺はキラーだ。トドメを刺しにいかなければならない」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ8つ目は、
「俺はキラーだ。トドメを刺しにいかなければならない」と意訳されたことです。
実際は、山本由伸投手は、
点差が開いてもとても強力な打線なので油断せずに
と、語った内容でした。
それと、ロバーツ監督が、
「侍のようなキラー」
という発言が元になっていると見られます。
この発言に海外メディアの翻訳で、
「killer mentality(キラーな精神)」が
“俺はキラーだ”と直訳され、ミーム化(変換)されていきました。

ややこしいな。
翻訳からどんどん変換されて強いキャラ発言になったんだね。
⑨「打てるものなら打ってみろ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ9つ目は、
「打てるものなら打ってみろ」という実況が言っていた言葉です。
山本由伸投手の闘志が伝わってくる表現で、山本投手本人も心の中では本当に言っていたかもしれません。

でも、言ってないんだけどね。
⑩「コール、メモを取っとけよ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ10個目は、
「コール、メモを取っとけよ」という完全なフィクションです。
<SNS発のフィクション>
同僚・コール投手との比較が多かった時期にファンが創作。
ファンの間で、“先輩を超える若きエース”というストーリー性が受けていったものと考えられます。

これは、本当に言ってない語録だね。
⑪「際どい打球は全部俺がカバーしてやる」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ11個目は、
「際どい打球処理は全部俺がカバーしてやる」というSNSコメントです。
同僚のフリーマンが、
「(山本投手から)“セカンドに入らなくてもいい”と言われた。」
と言っていたことがきっかけだと思われます。
山本由伸投手に対して、守備範囲の広さやフィールディングの上手さを称えたSNSコメントが元となっています。
実況やファンの冗談から派生した“守備まで支配する投手”キャラ設定になっていると見られます。

言ってないのに、言っててもいい。
山本投手のすごさが認められている証拠だね。
⑫「俺が相手チームに与えるのは絶望だけ」
山本由伸の言ってない語録の元ネタ12個目は、
「俺が相手チームに与えるのは絶望だけ」です。
“相手打線を圧倒”という記事見出しがきっかけとなっています。
スポーツメディアのキャッチコピーを、
ファンが“本人のセリフ風”にアレンジして拡散したものです。

これも完全に言ってない語録だね。
⑬「唯一の心配事はトロントのシャンパンが口に合うかだけだ」
山本由伸の言ってない語録が元ネタ13個目は、
「唯一の心配事はトロントのシャンパンが口に合うかだけだ」というSNS創作ネタです。
チームの優勝祝いとして作られたもの。
“冷静な勝者”というイメージがぴったりで人気になりました。

これからも言ってない語録はどんどん増えていきそうだね。
山本由伸が言ったのに“言ってない語録”なネタは?

気づいたらマウンドにいました。
唯一、実際に山本由伸投手が、優勝が決まった試合後のインタビューで、
「気づいたらマウンドにいた」
という発言が、言ってない語録に入っています。
「ブルペンで作り始めたときは、体調的にもまだ投げられるという感じではなかった」と不安感もあったと話した。しかし、実際にブルペンでの投球を始めた山本は、「練習してみたらすごく感覚が良くて、本当に気づいたらマウンドにいました」と連投できるコンディションに変化していたことに自身も驚いた。
引用元:THE DIGEST
冷静なイメージの山本由伸投手が、「気づいたらマウンドにいた」という言葉が意外であり、すごさなのかもしれません。
言ってなさそうで本当に言った言葉。
まさに、大舞台で戦った山本由伸投手の名言だと思われます。

最高のピッチングを本当にありがとう。
“山本由伸の言ってない語録13選”の一覧表
“山本由伸の言ってない語録”13選を一覧表にまとめました。
| 言ってない語録 | 山本由伸 | 
|---|---|
| 負けという選択肢はない。 | 何としても負けるわけにはいかない。 | 
| これが今日お前らが得られる唯一の得点だ。 | これ以上、点を取られるわけにはいかない。 | 
| ブルペンのドアを施錠しておけ。 | ブルペンの負担を減らすため、長いイニングを投げたい。 | 
| ロバーツはベンチに座ってろ。 | ベストを尽くしてみんな安心して試合を見れるように頑張りたい。 | 
| 何ら問題ない。いつも通り始末するだけだ。 | 重要な1戦ですがいつもの調子でがんばります。 | 
| 自分こそがエースであり、最高の投手だ。 | 彼(山本投手)はチームのエースだ。⇒ロバーツ監督 | 
| 俺を出すことが最善の選択肢だ。 | どんな状況でもベストなピッチングをする準備ができている。 ⇒山本由伸 + 彼はどんな場面でも信頼できる。 ⇒ロバーツ監督  | 
| 俺はキラーだ。トドメを刺しにいかなければならない。 | ①点差が開いてもとても強力な打線なので油断せずに。 ⇒山本由伸 ②侍のようなキラー ⇒ロバーツ監督 ③killer mentality (キラーな精神) ⇒海外メディア翻訳  | 
| 打てるものなら打ってみろ。 | 実況が言ったもの | 
| コール、メモを取っとけよ。 | ファンの創作 | 
| 際どい打球は全部俺がカバーしてやる。 | フリーマン「(由伸が)セカンドに入らなくていいと言ってた。」という元ネタから、 実況かファンの発信したもの  | 
| 俺が相手チームに与えるのは絶望だけ。 | “相手打線を圧倒” という記事見出し  | 
| 唯一の心配事はトロントのシャンパンが口に合うかだけだ。 | ファン発信 (チームの優勝祝い)  | 

半分以上が、山本投手が言ったつもりがない語録だね。
まとめ
「山本由伸の言ってない語録」は、
山本由伸投手の“謙虚な性格”と“圧倒的な実力”がそろって生まれた意訳の名言化から始まりました。
いつの間にかファンの間で、作られていった語録もたくさんあります。
「言ってないけど言っていてもおかしくない!」という感覚は、山本由伸投手のすごさの象徴だといえるでしょう。